キスに恋して…2
「俺さ、連絡先、タバコの箱に書いただろ?」


「あ…そうでしたね」


「あの箱、なくなっててさ…ごめん。探したんだけどきっと捨てちゃったんだ」


「捨てたんですか…」


なんだ…どうでも良かったんだ


「すぐに携帯に登録すれば良かったんだけど、俺飲んでたから…」


「いいですよ」


言い訳なんてどうでもいい


会えたんだもん


私は再び会えたことを運命的な出会いだと、1人で思い込み、松田さんから誘われることを祈っていた






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