キスに恋して…2
「うめえじゃん…」


「はい…」


私はグラスを少し回して新しいトコに口を付けた


今更、間接キスに戸惑う程ウブじゃないけど、お酒の味を覚えたばかりの私にはちょっと刺激的だった


「ホッペがカクテルと同じピンクになったね」


工藤さんが私の頬を触ってきた


「そうですか?」


ちょっとヤダ!


恥ずかしいです〜


「次は何にする?」


私がメニュー表を見ていると、隣からまた声がする


「お任せします」


私はメニュー表を渡した






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