キスに恋して…2
手を上げるから亜矢と二人でカウンターに近づいた


「ここ」


工藤さんは自分の隣を指差す


「はい」


カウンターの奥から


工藤さん、私、亜矢の順番に座った


そしてまた、前のようにカクテルに関するウンチクを聞かされる


「凄いですね〜」


亜矢が誉めるので、ますます調子に乗り、カウンターの中に入って、私達にカクテルを作り始めた


「いいんですか?」


先輩に聞くと、返って来たのは意外な答え


「いつもそうなの。昔、バーテンのバイトしてたみたいで、好きな女の子には必ずこうして作るのよね」


「へ〜」


いつもそうなの…か


え!?好きな女の子?






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