キスに恋して…2
初夏だったか、私と良平は本当の気持ちを話して、お互い別の人を選んだ


私達の選んだ道は間違ってないよね


この時はそう思っていた



文化祭が終わりに近付き、私は1人でトロフィーを持って教室に向かった


直哉は最後の催しでもあるバンドのベース


そのまま体育館に残るハメになった


私は机の上にトロフィーをそっと置いた


「よう!お前スゲエじゃん」


その声に私の心臓が高鳴る





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