キスに恋して…2
亜矢はサンドイッチを食べながら、昨日、パブであったことを私に話し始めた


「あの人がカクテル作ってた時、後ろにグラスやボトルがあったの覚えてる?」


あ〜そういえば…


「色々並んでたよね」


「あの後ろの棚、鏡になっててね…あの人さ…楓のカクテル作る時に何か中に入れたみたいだった」


「え!?」


「ポトンって…」


私は呆然としたまま聞いていた


「もしかしたら睡眠薬とかかもしれないでしょ?だから私のと替えて、わざと溢したの」


私があの時、亜矢がわざと溢したと思ったのはこれだったんだ





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