キスに恋して…2
「良かった〜亜矢ありがとうね」


「カクテル作るのを見たかったけど、見えなかったから後ろの鏡で見てただけ。それに、殆んどあの人の手元は見えなかったよ。背中ばっかりで…一度ジーパンのポケットに手を入れたから、あれっ?て思ったの。隣にオバチャンいたから斜めになった時に入れたのが見えてさ〜本当に偶然!」


「怖いね…」


「うん…でも、アレが何かわからないし、私の見間違いかもしれないけど…」


「そうだね…」


「今日もやめとけば良かったかな?」


「亜矢が一緒だから大丈夫でしょ?」


私は他人事のように安易に考えていた






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