いつか

上に着いた時、

あたしは『心ここにあらず』
って顔してたらしく、

「大丈夫か?」

なんて心配されてしまった。

しばらくエレベーダーで往復していたら、

「もう良いわよ。全部運び終わったし、ありがとう♪」

「助かったよ。また、塾でな。」

ドクン−
『いえ、どういたしまして。
また、何かあったら呼んでください!』

このままあの場にいたら、
このドキドキがばれてしまいそうだったから、、走って帰ったんだ。

あー。どうしたんだろう、あたし。

何で昂平にドキッとなんてしてるんだろー。

昂平には、嶺那って言う彼女がいるのに…。


でも、もう、友達には、戻れない。
そう、思ったんだよね…。



< 13 / 39 >

この作品をシェア

pagetop