いつか
「はい、クラス表だよ。」
校舎の前で渡された紙。
あたしは、四組、か。
一番端のクラスだった。
そして探す、昂平の名前。
一組、ま、まつ…ない。
二組、ま、あ!優祐の名前。
三組、ま、まつ…ん?愛良だ。
じゃ、四組なの!?
胸がどきどきしているのが自分でも分かる。
四組、ま、まつ…まつき…あ…!
松木昂平。あった!
嬉しかった。
なりたいとずっと思ってただけに。
正に感慨無量だった。
他に、あたしの親友の友実も一緒だった。
思わずスキップをしたくなるほどテンションがあがったが、
こらえつつ、あたしは教室へ向かったのだった。