想いが届く日

あたしは
卓也くんのアドをゲットしたし、バレンタインにも手作りチョコをあげた。

出来る事は全てやった。


覚悟を決め。



「もう…分かってると思うけど、卓也くんのことが……………………好きです」
がんばれ

美咲。


「よかったら付き合って下さい。」

言うつもりはなかったけど、間があったから言った。

すると
卓也くんは

<俺………そういうの……興味ないんで…>


分かってた。

<うん……ありがとう>

あたしはそう言った。

そして卓也くんは
去っていった。




卓也くんの足音と一緒に……あたしは消えたかった。




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