向日葵のうた
こんなハイテンションなのは、夏芽君しかいない。



「よぉ!夏芽。これから部活行くとこだよ」



「へぇ〜!俺も行こうかなぁ〜」




夏芽君がそういうと拓海は笑った。




何が可笑しかったんだろう…?





「じゃーなぁ」





夏芽君と別れて拓海は部活に向かった。






「ねぇ?拓海。なんでさっき笑ったの?」





「あぁ…、夏芽はな、幽霊部員で有名なんだよ」




拓海はそう言った。




あたしはやっと納得できた。





なるほど…





「そーいえばぁ…拓海って何部なの?」




あたしは拓海に聞いてみた。





「えっ?向日葵…知らなかったのか?」




「うん。知らなかったよ?」





「この美貌と長身を生かせるのは…バスケしかないだろー?」




ぷっ…





「はぁ?バスケに限らないしー、それに美貌って何ー?」





あたしが笑ってると拓海も笑った。
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