向日葵のうた
拓海と廊下を歩いていたら…







ドンッ






「きゃっ」





あたしは尻餅をついてしまった。






「痛ったーい」






「おいおい…大丈夫かぁ?向日葵」





拓海が手を差し出した。





あたしは拓海の手をとって立ち上がった。





「あっ…すいません」





「大丈夫ですかぁ?怪我はありませんか?」






私とぶつかった人はそう言った。






体育館目前で、しかもこの人は体育館から来たらしい。







「はい、大丈夫です。」
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