向日葵のうた
あたしがそう答えるとぶつかった人はかがんで、あたしと同じ目線になると優しく微笑んだ。




ドキッとした。





「ごめんね?あっ…これ、君が落としたケータイだよね?」





その人が持っていたケータイは私のケータイだった。




「はい、すいません。ありがとうございます!」





あたしはその人からケータイをもらった。





「じゃあね」





その人はあたしたちが来た道を歩いて行きました。





「今の人カッコいい!!!!」






カッコいい…







ぶつかった人は、風のような人でした…






「向日葵行くぞ」





拓海と体育館に入った。
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