向日葵のうた
「おっ!拓海。遅かったじゃん?」




「すいません」





「後ろの子、誰?…もしかして〜マネージャー志望だったりするぅ〜?」





「いや…まだ分かんないです。俺の幼なじみです。」






拓海の喋り方からして、三年生らしい。





「こんにちはー、俺は部長の赤間哲っていいます。よろしくね?」




部長さんかぁ〜






「はい、よろしくお願いします!あたしは、岡向日葵です!」





「向日葵ちゃんかぁ〜、ってか可愛いね」






「そんなことないです!」





部長さんは爽やかに笑った。





「向日葵ちゃーん」





「ちっ…来やがった」





先ほどまでの爽やかな笑顔は消えた。
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