向日葵のうた
うさたんと呼ばれる人はさっきとは違う笑顔を見せた。



「へぇ〜、バスケ部見学?この学校さ、女子バスないからねぇ〜もしかしてマネージャー志望とかぁ?」



ニカニカと笑った。




「違いますよ。俺がただ連れてきただけですよ!」




拓海はそう言った。





うさたんと呼ばれる人はあたしの前まで来て、跪いて言った。




「初めまして、僕はバスケ部顧問の宇佐美翔太といいます。」




そう言うとあたしの手に優しく口付けをした。




立ち上がるとニコッと笑った。





そしてこの笑顔に合わないような言葉を口走った。





「そうそう!俺反面教師だからぁ〜」





はて…?
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