*お前を抱きたい*短編
「これからはちゃんと、飯食って、よく寝ろよ!」


「うん…っ…うん!」


あたし…


余計な心配しちゃったのかな…?


別に貧乳でも…隼人がいいって言ってくれるならいいやぁ…。



「でも」



「ん?何、隼人?」



「そんなに気になるなら


俺が大きくしてやろうか?」




「へ…?」





「これからは、俺が大きくしてやる」


隼人の真剣な顔。




「えっ…えぇっ!?」





隼人があたしの耳元に顔を近づけて囁いた。






「揉まれると大きくなるんだろ?」


ぼーっと一気に顔が熱くなった。



「けっ結構です!!」


どこで、そんなの覚えてきたの?


天然のくせにぃ!



「決定です?」




「違っ!」


決定なんて言ってねぇ!


「分かった。頑張る」


ばっばかー!!
勝手に頑張るなぁ!


隼人があたしを抱きしめる力を強めた。


「~っ」


「ほんと…浮気でもしてるんじゃないかって、心配だったんだからな」



不覚にも、胸がキュンキュンする。


あたしが浮気なんてするわけないじゃん。


こんなに

こんなに


隼人に溺れてるのに。


大好きだよ。


隼人。


これからもよろしくね


あたしの

愛しい

愛しい


天然彼氏さん。


エンド
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