先生と私のたった一度の恋

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「なんで貴方がここにいるんですか？」


暁くんは、睨みぎみに先生を見た。


「いいじゃんか。」


先生は、爽やかに笑う。
その表情に、私はドキドキした。


「はぁ…」


暁くんはため息をついていた。



「じゃあ俺！
矢方 誠だ。
誕生日は4月1日。
エイプリルフールだぜ。」

誠ちゃんの自己紹介は、ニコニコしながら話してた。難波先生は、なぜか私のことを後ろから
抱き締めていた。


「せ、先生!?」


「ん〜。中村は柔らかいな〜」


は、離れてくれないと…

ドキドキしてるのが、先生に伝わってしまう。


私が顔を赤くして俯いてると雅が先生の頭を叩いて私を救出してくれた。

真里花ちゃんが私をギュッと抱き締めてくれた。


「先生！セクハラだよ！」

「ロリコンか？」



真里花ちゃんと雅の言葉に落ち込んでしまった先生。暁くんも誠ちゃんも、先生を睨んでいた。



「僕は、樋渡 暁。
誕生日は11月2日。」


暁くんはカチャッと眼鏡を直しながら言った。


「私は、渡邊 真里花♪
誕生日は2月13日だよ！」

真里花ちゃんは私を抱き締めたまま言った。

「…中崎 雅。
誕生日は6月25日。」


雅は、話すことが苦手らしく少しムスッとしていた。