イジワルな唇_secretkiss_


ガラッ


「あ、心愛」


美穂が手を振りながらあたしを見つめる。


「美穂…おはよ」


苦笑いを浮かべながら席に座り美穂と話す。


机に突っ伏しながら顔を俯かせると自然と溜め息が零れた。


やっぱり…さすがにファーストキス奪われたのは嫌だ…


「何でそんな元気ないのー?心愛」

「あ、眠くて!朝苦手でさぁ」


アハハと笑いながらそう言うとガタンと音がした。


後ろを向くと長ランの彼。


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