イジワルな唇_secretkiss_


ウグッ


バッと前に向き直ると同時に先生が教室に入ってきた。


『静かにーっ!今日から新しい未来への幕開け何だから、シャキッと行くぞー』


無邪気な笑顔を浮かべて元気いっぱいに黒板に名前を書いていく。


人気でそうだなー…


カツッ…カツッ


『嵐山泰造、26歳。よろしくな、何でも相談のっからいつでも頼れよー』


そんなことから時間はどんどん進んでいった――…


「ねぇ心愛。部活の見学行こーよ」


あたしの机に膝をつけながらニコニコと口を開く。


そっかー…部活もあるんだった。


「うんっ」


< 14 / 43 >

この作品をシェア

pagetop