イジワルな唇_secretkiss_


耳元に甘い吐息がふきかかる。


『何でだと思う?』


カアア…


「し、知りません。何‥で…?」


嘘。

ただ聞きたいだけ。

何でかなんて、知らない。


『クッ…内緒。』


クシャッと頭を撫でられるとナセくんは前に歩き出した。


「ナセくんのバーカ、意地悪…」


ホント、意地悪だったり優しかったり。


ナセくんは不思議だ…。
どっちがどっちなのか分かんない…。



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