イジワルな唇_secretkiss_
てゆーか!くれるよなって・・・!!
なんていう男だっ。
そう思って顔をあげるとナセくんとの距離が近くなっている。
「なななななっ!ち、近っ・・・」
唇が触れそうだから!
ギュっ
ナセくんが目を見開く。
「はぁっ・・はぁ」
『・・・・お前』
ポツリとナセくんが呟く。
お、怒られる?!
ぎゅっと瞳を閉じたと同時に笑い声が聞こえてきた。
「え・・?」
恐る恐る顔をあげて視線を上へと上げる。
『クッ・・ハハッ』
お腹を抱えながら笑うナセくんをポカンとしながら見つめる。