イジワルな唇_secretkiss_

「別に、好きじゃないです」



__________

____・・。



「今日どこでお昼食べる?」


「んーと、屋上とかどうかな?」


二人の会話を耳にしながらお弁当を手に取る。


「屋上・・いいね!賛成!心愛は?」


「え?あ、屋上がいい!!」


”じゃ、決定ね”何ていいながら三人で屋上へと向かった。




_______・・・ギイイィィイ。



バンッ。



「うわ、屋上来たのはじめてかも!」


美穂が騒ぎながら両手を広げる。


「さ!ご飯食べようか。」


「心愛食べんのはやすぎだよ、ははっ」


香陽のつっこみに口を膨らませながら「だって、お腹すいたんだもん」と呟く。


「…………れ?」


「ん?どうしたの・・みひょ」


えびをくわえながら美穂に視線をやると「しっ!ばか!!」と小声で怒られてしまった。



「美穂、どうしたの?」


「分かんない・・」


苦笑いを浮かべながら香陽と喋っていると美穂が近づいてきた。




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