NOEL(ノエル)
「さぁ、君、ちょっと来てもらおうかな。」
フィンは少年の肩に手を掛ける。
――すると
ドサッ!!
少年はまるで電源を切ったロボットのように、そのままの表情でその場に崩れ落ちた。
「お、おいっ!!
お前どうしたんだよ!!」
ニコルは慌てて少年を抱え込む。
少年は瞳を見開いたまま微動だにしない。
「ど・・・どうすんだよ。フィン・・・」
ニコルがおろおろとフィンの顔を見上げた、その時・・・