NOEL(ノエル)
「アルベルトくんはワゴンを降りた後、俺と一緒にドームの中へ入ってもらう。」
「え、ちょっと待って。
どうして中へ入るの僕じゃないの?」
ビルが不服そうな声をあげる。
「どうしてって、明らかに彼の方が頼りになりそうだろ?
ガタイもいいしさ。頭も切れそうだ。」
「何それ。」
「そういう事だから。」
アルベルトはポンポンとビルの肩を叩く。
「いいかい?
手順はざっとこんな所だ。
ただ・・・」
ユーロは続ける。