NOEL(ノエル)
モニターには、おどおどとゲートの前を行ったり来たりするビル・ハーディの姿があった。
「おぉ?どうした、兄ちゃん」
エドは手元のスイッチを押しながら訊ねる。
「あ、あの・・・
今、ガイさんがユーロと一緒に到着して、それで、ミルクちゃんがかなり疲れているみたいなので、もう帰って休ませた方がいいだろうって、
で、僕もユーロの家に行った方がいいかなって思いまして・・・」
「お、そか。
で、ニコのやつはどうしてる?」
「まだ目を覚ましてませんが、アルベルトが付き添ってますから大丈夫かと」
「ぬぁにっ?!
って事はアレか?
今ニコはその、アルなんとかと二人っきりでいるって事か?」
「え・・・と、ガイさんとミルクちゃんはさっき出て行って、ユーロは今Airワゴンの点検しに行ってますから多分・・・そういう事に・・・」