NOEL(ノエル)

「んでさ、ちょっとユーロにお願いがあるんだけど・・・」

「何?何でも言ってよ。
俺、エミリア帝国の為なら何でもやっちゃうよ?」

ビルはユーロから目を逸らすと、モニターに向き直る。

「このPCのログは誰にも見せないで欲しいんだ。」

「お?
勿論、OKよ。」

ユーロは軽く首を傾げながら答える。

「この部屋は俺のプライベートルームだし、セキュリティも万全だしね。

でも何でそんな事?

あ。
ビル、お前何かHな事考えてるだろ?!」

「ち、違うよ!!」

ビルは咄嗟に顔を赤らめる。

「いいっていいって!
お前、そういうお年頃だもんな~」

「だから違うって!!」
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