NOEL(ノエル)

「おいおいベラ、まさかこいつをショーに出す気じゃねぇだろな?」

「あら、分かっちゃった?」

ベラはぺろりと舌を出し、

「だって、この子絶対売れるわよ!

あんたの所のカワイ子ちゃんもいいけどさ、こういう美しいBOYが大好きな男だって大勢いるんだから。」

セシルの頬をすっと撫でた。


「うゎ・・・」

セシルはブルリと体を震わせる。

「おい、ベラちょっと待てって。
大体こいつはまだ・・・」

「ね、いいでしょ?
いいわよね?」

ベラはエドの言葉も耳に入らぬ様子で、セシルの体のあちこちを素早くチェックする。

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