NOEL(ノエル)
「ああ。
NANOのエド・ブルーってキーワードであらゆるモノがヒットしたよ。
彼は、裏世界のカリスマみたいな存在だった。
彼の創るガイノイドを超えるモノはNANOにも、このVINOにもいないとまで書いてあった。」
「・・・って事は、もしかしてアレ?
エド・ブルーの創るガイノイドは、すっげーカワイ子ちゃんばっかって事?」
「いや、問題はソコじゃなく・・・」
「だよね?そーだよね?
だからお前は研修先を変更したって訳だ。
なるほどね。
いやいやアル、お前もやっぱり男だったんだな。」
「違うっ!!」
「分かってる。冗談だって。
女の子の謎を解く鍵がソコにありそうだから・・・だ。」
ムキになるアルベルトを指差して笑いながらそう言うと、ビルは液晶シートの右端の画像を指先でズームする。
「それでだ。今日の議題は・・・っと、
この子だろ?」