幕末咲乱華
山南「芹沢さんの身に万が一の事が有ったらいけませんので、私達も行きましょう!」



うむ。と頷き、永倉達は出て行った。
残ったのは、華・沖田・斎藤だ。

華も意を決して立ち上がった瞬間、



?「お華さん、貴方は行かなくて良いですよ?」


ふと、沖田はそんな事を口にした。



華「何故です?あんな大人数と立ち合うだなんて馬鹿げてる!もしかしたら誰か、死んでしまうかもしれないのに…!!」



焦りと恐怖で涙が出て来た。



沖田「大丈夫です♪だって皆さん、凄腕の剣士なんですもん!!だから……信じて下さい。」



大きな手の平で華の頭をよしよしと撫でてくれた。



華『沖田さん…』



いつもと違う優しさにドキッとした。
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