幕末咲乱華
佐伯「こ…んの野郎!俺等の計画が台無しだぁああああ!!」



そう叫び華の元へ走りながらながら剣を振りかざして来た。



華「隙がありすぎです。」



ドシュッという鈍い音がして、血が華の顔に少しかかった。



佐伯「ぐぅうう……こんな程度で死ぬものか!!」



斬られた所を押さえながら、苦しそうに立ち上がり、また剣を向けて来た。



華「……見栄えが悪いですね。最期は美しく逝って欲しかったです。」



そう言うと、佐伯が振りかざして来た剣を避け、深く深く自分の剣を差し込んだ。



華「あの世では、どうかこんな血生臭い事をしないで幸せに暮らして下さい……」



そう言って、佐伯から剣を抜いた。
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