幕末咲乱華

★大和屋焼き打ち

8月12日。

空は雲1つもない快晴。なんて清々しい日なんだろう!と幸せを感じながら伸びをしていると、



?「おっはよー華♪朝食取ったら出掛けるって芹沢さんが言ってたよォ!」



呑気な声が聴こえた。



華「おはよう、けんちゃん♪分かった!ご飯食べたら直ぐに行くね?」



いつの間にかこんな間柄になり、まるで兄弟みたいだと周辺に言われていた。
でも1人、この2人を兄弟だと認めないのがいた。



?「ぉ、お華さぁ〜〜〜ん…私より野口君の方が良いんですかぁ?!」



シュンとうなだれながら障子から密かに見る、沖田だった。
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