幕末咲乱華
華「何で止めるんです?」



平山を睨みながら聴く。


平山「俺等の大将だからなあ。」


華「・・…ふふ、良い大将さんをお持ちですね?こんなに人に迷惑かけて笑っているなんて・・…。見損ないました。」



2人が火花を燃やしている間も芹沢は笑いながら酒を飲み、“天誅、天誅”と叫んでいた。


それから何分か経ったが、流石に華も男の力には勝てず、押されて来ていた。



華「くぅう・・…こんな事で…死ぬ……訳には…いかない……ん…です………!!」



ズズズ…と足が後ろへ滑り出した時、大きな石に躓き転んだ。



平山「さよーなら。」



フッと口端をあげ笑い、華に向かって刀を振り下ろした。



華『・・…もう、駄目か……………』
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