幕末咲乱華
華「……分からないんです!ただ、、、」


土方「ただ?」



ピタリと華の1先で止まった。



華「川に落ちて濡れちゃった着物を絞って水を切っていたんです。そしたら…」


土方「鼻血を出していた……と?」



ははあ〜んと意地悪く笑って、何処かを見つめていた。



華「分かったんですか?!」


土方「さぁな〜♪」



とぼける土方にムッとしてそっぽを向いた。



華「ふ、ふん!どーせ俺は勘が鈍い人ですよーだ!!」


土方「あぁそうだな〜。こんなにも鈍感な奴は滅多にいないなあ。」


華「はぁ?!」



馬鹿にされる悔しさを感じ振り返ると、30位にまで土方が近付いていた。



華「みぎゃっ!!」


土方「なんだ?その声・・・」



クククッと意地悪く笑っていた。



華「な、何するつもりですか?!」



シャーッと威嚇をしながら後ずさりをした。
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