幕末咲乱華
華「ゴホッ…。喉が痛くて声が変で、鼻水が少々……。」


土方「風邪だな。」



副長室で診断して貰っている。



華「でも、熱ないじ怠ぐないじ頭痛ぐないじ……大丈夫でずよ゛?…ゴホッ。」


土方「今日は休んでろ。その内、熱が出て来るぞ。」


華「い、いいえ゛!ここ10年風邪1つひいでいないので大丈夫でず!!仕事じまず!」



何を言っても手を引かないと悟った土方は、溜め息をついた。



土方「…なら、お前の好きな様にすれば良い。だが、熱が出ても知らねーからな。」



はーい…と返事をし、自分の部屋へ向かった。





ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーー
華「暇だなぁ〜…」



一応真面目な華は、土方の言う事を聴いて布団に潜っていた。



華「ちょっどぞごら辺、歩いで来よう〜♪」



外出用の袴に着替え、脇差しを差し、屯所を出た。
< 155 / 201 >

この作品をシェア

pagetop