幕末咲乱華
?「おやおや。何や騒がしい思たらいつぞやのお客はんやありまへんか!」



お久しぶりどすな〜!と笑顔で話し掛けてきた。



華「お久しぶりです!その節はお世話になりました。」



ペコリと頭を下げる。



主人「いえいえ。喜んでくれはったのなら嬉しいですわ。」



主人も同じく頭を下げる。

そして顔を上げると、



主人「そちらの女性は・・…?」



と、おしのに手を差し出しながら、首を傾げ華に尋ねる。



おしの「初めまして。”おしの”言います。」



主人はマジマジと、おしのを見た。



華「ふふふ、綺麗な人でしょ〜?壬生浪士組で女中をして頂いているんです。」


おしの「べっぴんさんやなんて!おだてたかて、何もでまへんえ!」



ツンと人差し指で華の頬をつつく。


こんな和やかな2人の雰囲気が、次に主人の放った一言で変わった。



主人「おしのさんですか?・・…もしかして、姉妹がいらはりますか?」
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