幕末咲乱華
それからというもの、甘味屋へ行ったり小物屋へ行ったり甘味屋へ行ったり(←)と、京の街を満喫した。


おしのは、普段のおしのに戻った様で安心した。






おしの「今日ほんまにありがとうな〜!」


華「こちらこそ!すっっっごく楽しかったです♪又、来たいですね♪」



今、屯所へ向かっている途中だ。


いつの間にか夕方となり、眩しい位の美しいオレンジ色の夕日が京の街を照らし出す。



華・おしの「「綺麗〜・・…」」



目を細めその美しさに浸っていると、前方から幼い姉妹が仲良く手を繋ながら歩いて来た。



華「あ、可愛い♪」



笑顔で、その姉妹に暖かい目を向ける。



おしの「・・…華ちゃんに話とこぉかな。」


華「・・…え?」



おしのは急に華の手を引くと河原へ移動し、そこへ腰を落とした。



おしの「うちな昔、お姉ちゃんがいたんよ。」



過去形のその言葉に目を丸くした。
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