幕末咲乱華
第二章〜文久3年 1863年〜

★壬生浪士組

『チュンチュン……ピチチチ…』






小鳥の可愛らしい囀り(さえずり)が聴こえ,華の意識が戻った。




「ん゛……ここどこだろう?」




朦朧としている中で,今,自分が居るこの場所はどこだろうかと考えていた。




















「痛ッ……!!」




急に,右肩に激痛が走った。


恐る恐るそこを左手で,そっと触れてみる……。
















『!?』




左手に血がベットリと付着していた。



















恐怖と痛さで驚く事しか出来なかった。
< 18 / 201 >

この作品をシェア

pagetop