幕末咲乱華

天子様から¨新選組¨を拝命され、会津藩から給料が入る様になった。





？「おうおうおう！皆の者、今から吉原の遊廓へ行くぞーー！！」



芹沢の掛け声で芹沢派の人々は皆、屯所を出て行った。



華「まだ昼間だってのに‥‥…。しかも健ちゃんまで……」



縁側で胡座をかきながら、溜め息を漏らしてそれを見ていた。



？「本当にそうだな。このままでは、切開入った金が直ぐに無くなってしまう………」


華「近藤さん‥…。」



上を見上げると、華が今まで見ていた方向を見つめながら暗い顔をし、腕を組んでいた。










芹沢は給料が入ったにも関わらず、島原遊廓角屋や大阪新町吉田屋、島原で傍若無人な振る舞いをしていた。


大和屋の事件でもそうだったが、それ以上に芹沢の振る舞いを良しと思わなかった会津藩藩主の松平容保公は、近藤等に芹沢暗殺の命を下した。