幕末咲乱華
新見「…山南さん。あんたは俺と似ている様な気がしてならない。こうやってあんたも死ぬんだろうなぁ〜……あははははは!!」



下品な笑い方をしながら、刀を自らの腹に突き立てた。


介錯人(切腹する人の首を切る人)は沖田が務めた。

























土方「亭主、部屋を汚してしまってすまなかったな。そして同席していた女、新見に殺された。」



そして束になっている小判を渡す。



土方「これは詫びだ。」



ひぇえ…!と怯えながら、それを受け取った亭主。



土方「それと、その部屋にはもう1人の屍があるが、仲間が後で引き取りに来るから承知していて欲しい。」



それだけ言うと、三日月が微かに照らし出す道を歩き出した。
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