幕末咲乱華
一人だけになった静かな部屋で,華は平成の時代の事を思い出していた。




『父さん達,心配してるだろうなァ…。
てか、あっちの時代が8月だったのに、こっちの時代は2月ってどーゅーコトだ?!』















それから又一眠りし,一週間が過ぎた。















‐朝方‐



ぐっすりと眠っていた華は,自分の部屋の襖を開ける音がしたので目が覚めた。





土方「起きたか。
今から大事な話をするから少し時間をくれ。」



華「え゛?良いですけど……」





前に,土方は寝起きが悪くて困っていると言う愚痴を沖田から聴いていたので,何が有ったのだろうかと,少し驚いていた。





土方「傷は,だいぶ癒えたんじゃないか?」



華「ぁ…はいッ!お蔭様で♪
こんなに元気に成りました♪」





華は,肩をブンブンと振り回しながら答えた。





土方「元気が有るのは分かった。

そこでだ。
どうせ帰るとこが見つからないだろ?
ここで女中をしてみないか?」
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