幕末咲乱華
宴会を行う部屋まで来ると,隊士達の騒ぎ声が聞こえて来た。


益々緊張して来た華は吐き気がし,口を手で覆った。


そんな華を土方が見て,




土方「そんな緊張しなくて良い。気楽に行け,気楽に。
それから今,俺から先に部屋の中に入る。
名前が呼ばれたら入って,自己紹介しろな?」





そう言うと,中に入って行った。


それと同時に隊士,皆が黙った。





土方「明日から女中として働いて貰う奴を紹介する。華,入れ。」





襖を開け,土方の隣に視線を落としながら立った。


隊士達の視線を感じて前を見れなかったからだ。




華「明日から,女中をさせて頂く事になった真田 華です。至らない点が多々有ると思いますが宜しくお願いします!」



土方「さぁ!今夜は思う存分飲めッ!」



隊士達「「おォオ!」」


土方の言葉で又,さっきの騒ぎ声が戻った。
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