幕末咲乱華
【沖田目線】
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酒を飲むにつれて,だんだんと顔が赤く色付いて来た華さんを見て,酔っているなと思った。





沖田「華さん…結構酔ってますね?
ささ,井戸へ行って目を冷ましましょうッ!」



華「エ゛ー!?」





駄々をこねる華さんの腕を掴んで歩き出した。















井戸に着くと,水を汲み上げて顔を洗わした。





沖田「どうです?少しは目が冷めたでしょ?」



華「ぅぷ…気持ち悪ッ」





そう言うと隅へ行き,しばらくすると戻って来て口に水を含み,しゃがみ込んだ。





沖田「まだ気持ち悪いですか?」





私もしゃがみ込み,華さんの顔色を伺うために覗き込んだ。
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