幕末咲乱華

第三章〜3月⇒6月〜

☆人の死

【1863年 3月】

「「や−−−ッ！」」


今日も変わらず、いつもと同じ日々を過ごしている。

そしてあたし、華は女中をしながら沖田さんと戦ったあの日以来、隊士と稽古に打ち込んでいる。

あたしが女の子だからって隊士達は手加減をせずに、本気で戦ってくれる。

やっぱり、沖田さんと互角の勝負をしたからかなぁ…？

でも、皆そんなあたしにもまるで兄弟みたいに、時には優しく時には厳しく接してくれて、「楽しくない」とか「辛い」とか、そんな気持ちは全く起きなかった。





でも、そんなある日…

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男「何故いつもあんたはッ！」


近藤「それはこちらの言う事だッ！貴方も何故…」





近藤さんの部屋へ茶を２人分、持って行くよう土方に頼まれていた華は、部屋の側まで来た時、近藤と誰かが言い争いをしているのが聞こえ立ち止まった。