幕末咲乱華
華「いいえ?…とゅーか、芹沢って誰です?」


原田「ぇええ゛?!お前ェ、その位は知っておかねぇとまずいぜ!!
芹沢さんは、【芹沢 鴨(せりざわ かも)】といってだな、近藤さんと共に局長を勤めていて、良く分からん上に酒好きで女癖が悪いお人だから気を付けろよ?」


永倉「そうだな…。屯所の中じゃあ、華が一番若くて可愛らしい上に、賢く沖田くんと互角な腕前…。
何か声を掛けられたとしても余計な事を言うなよ?」


華「はぃ…。お気遣い有難うございます!!困った時は直ぐに相談しますね♪」



心配して貰った嬉しさに頬を染めて、照れながら笑顔でお礼を言った。

2人がその美しさに見とれてしまった事を華は知らない…。





それから華は、殿内の事件・芹沢の事・そしてあの現実の様な夢の事を考えながら生活をしていた。





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ある日の事。

華は沖田に誘われて甘味屋へ近藤・土方達と共に出掛けていた。
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