幕末咲乱華
《ドタドタドタ…!》


どこかで聴いた事がある音を耳にしたが、気にせずに目を閉じ夢の世界へ行こうとした。

が、次の瞬間…



?「土方さぁん、起きて下さい!!朝ですょお♪」



沖田の煩い位に元気な声が耳をつんざき目が覚めた。

布団を退けようとするが何かに抱き締められていて動く事が出来なかった。
ちょっとヤバいなと思った瞬間に、不運にも布団がめくられた。



沖田「もぉ!起きて下さいって言って…る……じゃないで…すか……?」










沖田・華「「わ−−−!!!」」










土方「ったく…朝からうるせェよ」



頭をボリボリかき文句を言いながらやっと起きた。



沖田「うるせェよ…じゃないですよ!何故、お華さんと抱き合って寝てるんですか!!
……はっ…まさか!!」


華「ち…違う違う!!沖田さん、変な妄想はしないで下さい!!
昨日、隊服を取りに来たらいつの間にか寝てたんですょ…キット。」


沖田「き…きっとって何ですか?!土方さん、お華さんを誑(たぶら)かしましたね?」


土方「そんな人聞き悪い事を言ってんじゃねェよ…。
しかも華は今、男として生きているんだから別に変じゃねェだろ?…気持ち悪いだろうがな。」


華「そう言う事なので、沖田さん心配して下さって有難うございます♪」



なんとかその場を乗り切った。
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