幕末咲乱華
芹沢「目を見れば分かる。汚れていない純粋な目だ。…そんな奴は汚したくなるんだょ、俺の悪い性格でな。」



同席していた人は皆、静かになった。



華「芹沢さんは、人を斬った事があるんですか?」



空気を読めない華にも皆、驚いた。



芹沢「お主…確か華といったな?」


華「そうですけど?」



芹沢はフッと笑うと

芹沢「…いずれにせよ分かる事だ。」

と言い、徳利の中の酒をラッパ飲みした。



太っていて色白な上、その体格には似合わない程に小さな目をした芹沢。
そんな人が殺人を犯したのだろうか…と疑問に感じた。
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