幕末咲乱華
?「川の流れが速いですねェ…。」



そう言われてみると、そうだなぁと思った。



沖田「なんか、このままだと川岸へ着いちゃいそう…」


?「船頭の力も水の力には及ばなそうですしね?」



?と沖田が言う様に、船はあちこち流され、川岸へ着いてしまった。
揚場(あがりば)へ上がると、



華「うぇ…酔ったかも」



吐き気が襲って来て、しゃがみ込んだ。



?「大丈夫ですか?少し休ませて頂ける所を探しましょう!」



?はそんな華の背中をさすってあげた。
そして?は愛想良い顔で優しく、どことなく沖田に似ている様に思えた。
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