幕末咲乱華

☆VS!!大阪力士

芹沢の言葉に力士は顔を真っ赤にし、



力士「寄れとはなんだ!」



そう激怒した。そして芹沢に手を上げようとした時……





《ザシュッ》





肉を引き裂く音がし、その音と共に力士は胸から腹にかけて血を滲ませながら後ろへ倒れた。





芹沢は抜刀したのだ。





そして、その力士の上に跨り、胸に思い切り刀を突き刺した。
その瞬間、凄まじい血の量が吹き上がり、その場に赤い雨を降らした。



芹沢「俺等は武士だ。そんな見下した様な汚い目で見るんじゃねェ!」



力士から退き一蹴り入れると、歩を進めた。

華は唖然として見ていたが、我に返り、船酔いしたのも忘れ、その力士の元へ駆け寄った。
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