Resolver
「あなたじゃなきゃイヤ」

藤本の瞳が真剣、小さな声、手も震えていた。



今すぐにでも泣きそうだった。

俺はどうすればいいか本当にわからなかった。


「俺は付き合うこと出来ない。忘れられない人がいる。もっと時間が必要だ。」


藤本は「私じゃダメですか。時間かかっても構いません。」


俺は藤本の手をそっと離した。

「傷つくのは藤本だ。ごめん。」


藤本は泣いていた。


「また時間が経ったら、こうして食事するのはいいから」


「あたしを振って後悔してもしらないからね」


俺は「あぁ」と返事をした。



それから俺は携帯に不在着信があったと嘘を付き席を5分ほど外し、トイレでメールチェックをした。



個室に戻ると料理も運ばれてきてた。


だが藤本と知らない女が座っていた。



「あっ!こんばんわー!鈴木先生!」
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