Resolver
隣に座っている藤本は「私が紹介するよ。こちらは時田美奈子さん。たまたまこの店で働いてて、一度来るといいと言われてたので。」


「そっか。それで顔出しに来たわけね。ちなみに俺は鈴木快斗。」



「話はよく聞いてます。鈴木先生。まぁ、このバイトは今月末で辞めますけどね。味が気に入ったなら、また来てください。」



時田美奈子は仕事まだあるといい残し、去って行った。



忙しい女性(ヒト)だ。


あの笑い声、あいつに似てる。


それから、俺は藤本と話しているうちに、酒を浴びるように飲んでいた。


あいつを思い出してしまうからだ。








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