満月の夜に
「なんかあたしたち、気が合うよね。」





「うん、初めて会ったのに、

初めて会った気がしない・・・


 なんでだろうね。」







 あたしたちは、目を合わせた。






             


 年の差なんて、5つ以上あるはずなのに、



 自然に会話が出来る・・・・










「コレも全部、お月様の仕業かな?」





「えー?何それ!」






「僕にとっての神様は、お月様なんだ。」





「なんか、へんなのー。



 でもね、あたし、よくお月様の気持ち


 
 分かるよ。」







「え~?」






        
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